某makuakeで、AstroSlide5Gを超早割りで応援購入して、様子をながめていたところ、このヒヤミスト3の先行販売をみつけ、勢いでポッチリました。
先日届いたので試して来たのですが、車中泊はできていない(まだそんなに暑くなかった)ので、とりあえず現状をメモっておこうと思います。
もくじ
ひとこと感想
車中泊だと微妙そう。日中は無理。
しかし屋内で使うのであれば、(暑い所だと効果が少ないかもだけど)エアコンの補助とかで使えそう。結構涼しい。ただ音は気になる。
以下は現状まとめ。
クイックレポート
- 放置している間に水がたれる。(使ってない時のみ?)
受け皿がついているけど、一晩止めてると受けきれないのではと不安になる。(残ってる水の量によるみたい。残量が少なければそれ程でもない感)
わかってて使うなら時間的な目安の水量もマニュアルに書かれている(下記に引用)し、必要な分だけ水を入れれば恐れることは無いと思う。
コップでちょこちょこ補充して使う形なら気にならない。 - 結構うるさい。DCモーターではない? → 計測してみた。
- マニュアルの PDFがなぜか縦長。
- フタの設計がおかしい。
回転した時に、開く所で止まらないので先まで行ってしまう。
使ってると慣れるんだけど、それまでは「えっ何コレ不良品?」って戸惑う。 - クルマの中だと蒸れる。
開始温度によりそうだけど、最初は密閉した状態で試したので、サウナを作ってる気がした。念のため水とりぞうさんを買ってきた。
網戸にして使うぶんにはいいのかも。 - モバイルバッテリー(一応 2.4Aのやつ)によっては風量大で過負荷になるせいか止まる。
ベルキンのValet Charger (6,700mAh) → ×、cheero Power Plus 5 (USB-A側を使用、10,000mAh) → ○
※ しばらく使ってなかった二軍落ちモバイルバッテリーで試した。 - ↓ はクルマを停めてヒヤミスト3を稼働させてから、止めるまでの車内温度変化。(このスリーアールって会社も SwitchBotの製品を一部取り扱ってるのね) なお、この時の外気温は 28℃。車体に陽が当たって熱を持つ方が強いので、車内の温度を下げるのは難しい感じ。
- 電源オフで、首振りの位置が元に戻るのはありがたい。自分はあんま振らんけど。
ただ買ってすぐに首を振って電源を切ると、変な位置に戻る。多分初回は正しい位置がわからないからじゃないか。首を振らせてみると、片側いっぱいに行ってから、すぐ戻らないでしばらくギギギギギ……と調整っぽい挙動を見せてから、通常の首振りにもどるように見える。んで、その儀式が済んだ後なら、電源オフで正しい位置に戻れるようになるみたい。(推測) - 首振りの機構が弱そう。車での移動中に振動でダメージを与えるのでは?(特に水を使い切ってない状態だと)
上部をゆすると、結構ガタガタする。台座との関係性が悪そう。
ノギスで測ると二人?の距離は 5mm程。けっこうあいてるし、がたつき防止の仕組みもなさそう。
仲を長続きさせるために、緩衝材をはさんでおくのが良い気がする。
運転時の動作音について
makuakeで公表されている。(2022.06.09 の活動報告内)
しかし計測時の条件が書かれていないし、体感よりも静かな値に見えるんだけど……?
というわけで、AppleWatchで、本体から約 40cmの距離(自分が使ってる距離よりやや近い)、かつ風が当たらない位置(当たると増える)で計測した結果。
風量 | ミストなし | ミスト最小 | ミスト最大 | CF100DZ(参考) |
---|---|---|---|---|
小 | 45 | 48 | 50 | 49 |
中 | 49 | 50 | 52 | 55 |
大 | 55 | 55〜56 | 56 | 60 |
なおこの時、動作無しの状態で 37dB。これは mac miniの上に乗せている外部FANのみが稼働している状況。
念のためお安いDCモーター扇風機と、それぞれ 1m離れた位置で比較してみた結果。
- ヒヤミスト ミスト最小/風量小 44dB
- 扇風機 (山善 YLR-BG302)弱 39dB
うるさく聞こえるけど、実はそんなでもないのかも。というか昔の据置き型冷風扇はもっともっとうるさかったと記憶している。
ちなみにルーバー部分を外すと少し静かになるが、マニュアルには外すなと書かれている(水漏れ対策の受け皿があるからかな?)し、風力が弱まる。サーキュレータみたいな効果もあるのかも。(確かにルーバーが風切り羽根風になっている…けど、曲がってないのでそういう訳でもない?)
能書き
車中泊は結構前からやってて、夏場はホント大変。現在のクルマは Freed Spike (中古)で、これまでの装備は網戸(アイズ ウィンドーバグネット)とサーキュレータ(makita CF100DZ)。
自作で冷風扇っぽいのを作ろうと考えたこともあるレベル。だけど面倒だしなーと思って、道具と材料を揃えて何年も放置してた。労力の割に効果無さそうだったし。
自分の知っている冷風扇は30年以上前の巨大な据え置き型のヤツで、ガラガラと力強い音を立てながら中で高速にタオルっぽい布きれを回し、気化熱で冷えた風をハイパワーでジャンジャン送り出す機械だった。
当時自分が持っていた冷風機は、エアコンと同じ仕組みのもので、窓を少しあけて熱風を外に出して使っていた。静かなものの、全然冷えない上に本体が熱くなって、何も嬉しくないものだった。
結局電気を使って何かを動かすと熱が出るので、この手の機械はどうあがいても止めたら暑くなると理解し、だったら動いている間だけでも涼しい風が出るほうが良いのでは? などという記憶を残した出来事だった。
確かに湿度は上がるものの、身体を冷やせるならばアリなのかもと、エアコンの補助的に自宅にも欲しかったのだけど、その手の製品は家電売り場にはあまりなく、メーカーも微妙そうだったので買わないでいた感じだった。
近年、USBで稼働する小型の冷風扇がある事を知って、効果の程は知れていると思いながらも、車中泊で使えるのでは? 的な事を考えていたので、makuakeで見かけた時につい実験で買ってみた次第であった。
気温さえそこそこなら、網戸+makitaのサーキュレータで、ぐっすり眠れた実績がある。ただしあのサーキュレータは非常にお高い。
計算しなおしてみたら、本体+バッテリー+充電器で ¥20,880使っていた。なお本体 1/4、バッテリー1/2、充電器 1/4 ぐらいの割合いだった。